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ヨガの先生トライアスロンに挑戦する(第一子 Story ) – 4

《ヨガの呼吸法がスポーツのパフォーマンスを上げる理由 》

トライアスロンでは否が応でも呼吸を意識せざるを得ません。

呼吸が乱れれば血流が下がり筋肉の動きにも悪影響を与えます。

ストレッチとヨガとの違いは何かと問われれば、やはり呼吸法と瞑想法を伴うかどうか、ということになってきます。身体的な効果はヨガもストレッチも変わらないかもしれません。しかし、メンタル面への影響を考えると、深い呼吸や瞑想法は・・・

筋肉は一度疲弊してしまうともとの状態に戻すことは難しい。しかし心肺機能は少し休めばある程度まで回復してくれます。どうやって効果的に回復させるか。ここでもヨガの呼吸が鍵を握っています。

ラストスパートには、体内にいかに酸素を多く取り込めるかが鍵になります。体内には ATP(アデノシン三リン酸)の貯め、つまり酸素の貯めともみなせるクレアチン酸があります。これは10秒程度しか持ちませんが、それ以外にも体内には実は酸素がためられており、合計すると2リットルほどになるそうです。これが走る際に酸素摂取量に加算され、ラストスパートに生きてくるのだそうです。

 

《呼吸のの快適さを左右するのは姿勢》

レースが長時間にわたるトライアスリートにとって、力技は限界があります。快適な呼吸を続けられるかどうかは、呼吸しやすい姿勢を維持できるかということになります。

姿勢が正しくなることには「短期的効果」と「長期的効果」があります。短期的には、気持ちが前向きになり、気分が明るくなります。また、長期的にはケガや病気の予防

また、姿勢を意識することが、怪我の防止にもつながります。

今更正しい姿勢と言われてもわからない方がほとんどだと思いますが、ヨガに取り組むことで、正しくない姿勢がわかってきます。背骨の上にまっすぐ頭が乗っていますか?前傾していたり、後傾していたり、左右に傾いていたりしませんか?

 

《ヨガでつくるメンタルタフネス》

トライアスロンに挑む人の目的は様々だと思います。参加する人の数だけ目標もあるでしょう。完走を目指す人、自己記録更新を目指す人、トップを狙う人、目標が異なれば取り組み方も異なるのだと思いますが、自分の目標を知り、それに適した練習をすることもまた簡単ではありません。

ときに、スポーツはいつの間にか自分を支配してしまいます。楽しもうと思っているスポーツが自分を縛ってしまいます。

特にトライアスロンは数字がはっきりと出ます。数字に振り回されてしまうのは人の常であり、振り回されないようにしようと頭で思っても無理なものです。

それでも、もっといい状態で練習に取り組めないものでしょうか。それは、ありのままの自分を肯定することから始まるのだと思います。絶好調でないときも、スランプのときも、そういう自分に厳しい気持ちを持つのではなく、受け入れ抱きしめる気持ちで練習ができれば、振り回され消耗する練習ではなく、自分を励ませる練習に変わっていくと思います。

数字が大事でないことはありません。数字に表れないものが大事なわけでもありません。途中で燃え尽きず、トライアスロンをライフスポーツとするためにはどちらも大事なのです。

自分に自信をつける = 自己肯定感を高める

トライアスロンには筋肉(骨格筋系)動作(神経系)だけでなくメンタルが大きな鍵を握ります。これは、交感神経による興奮ではなく、副交感神経による肝の座ったやる気が必要です。

ヨガの先生トライアスロンに挑戦する(第一子 Story ) – コラムに続く


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