メディカルヨガコラム
メディカルヨガHOME > コラムトップ > ヨガの素敵なお話 > カルマヨガ:サービスとは

コラム記事カテゴリー

症例別ヨガの処方箋

ヨガ×スポーツ

ヨガが役立つ未来

ヨガの素敵なお話

ヨガはやさしいリハビリ

リストラティブヨガ

オンライン講座 好きな時に学べるヨガセラピー

メディカルヨガ公式サイト

ヨガの素敵なお話

カルマヨガ:サービスとは

仕事には対価がありますが、サービスは無償です。仕事には専門性が求められますが、サービスは自分の全人格です。家族のための家事は仕事ではなく、サービスであるべきです。家族のことは助けるのでも治療してあげるのでもなく、心を込めて家族に仕えるのです。家族以外の人に対しては、仕事をするかもしれません。距離を置くこともあるでしょう。でも、少なくとも家族に対しては私たちは距離を置かず、見返りを求めないものです。結婚して家族を持つ責任は、誓いは、生涯この家族に心を込めてサービスすることができるかどうか、という天からの挑戦なのではないかと思います。

最近友人の結婚式に出席し、そして家族で暮らしていく新居に引っ越しをしました。私の父はいつも言います。「普通の家族でいることほど難しいことはない。難しいからみんな努力するんだ。」我が両親もきっと努力をして、お互いに自然に仕えあえる夫婦関係を築いてきたのだと思います。私も、新たな気持ちで胸に手を当てて自分に尋ねてみようと思います。今自分が家族にしていることは仕事になっていないか。相手をちゃんと癒せているか。無理矢理治そうとしていないか。批判し、評価し、判断していないだろうか。勝手に過度な期待を抱いていないだろうか。もちろん、ひとたび家を出て社会に出れば私たちは「比較、評価、判断、期待」を強いられます。それも悪いことではありません。でもやっぱり家というものは癒しの場でありオアシスなのです。ついつい、家の中にも「評価、判断、期待、批判」が入り込んできてしまいます。でもできるだけ、それを「ただそばにいてあげる、そっと触れてあげる」というサービスの気持ちに置き換えてあげることができれば、家の中はもっと癒しの空間になるのだろうと思います。 

この月末(2011年6月)は私にとって過酷でした。大きな引っ越しは否が応でも家の中に「判断、評価、期待、疲労、不満、批判」が転がってきます。それをほぼ一人で背負わなくてはならなかったのです。でも、徐々に荷物も片付いてきました。主人の仕事も終わり家に帰ってきました。私に余裕がないと、家族を癒せません。だから、これからはまたちゃんとした生活のペースを確立し「自分は家族をちゃんと癒せているか」自分に問いかけながら暮らしていかなくてはと思います。


ページのトップ