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時間が解決してくれる、という教え

リストラティブヨガは直ちに(心や体の)痛みを取り去ることを保証してはくれません。与えてくれるのは肉体的なリラックスと、あたまの中でなり続けている「危険警報」への気づき、呼吸が心を今に戻し、筋肉に酸素が届き、リラックスを始めると、過去にしがみついていた心の鉄の扉がゆっくりと開いていくのです。

リストラティブヨガに根気が必要なのは、体に目を向けるとどうしても痛みや不快感は増幅され、私たちはそれから逃げ出したくなってしまう。今まで痛みや不快感をごまかしてきていたのならなおさら、苦痛に感じられて当たり前なのです。

また、こんな話がある。心を落ち着けようと瞑想のキャンプに参加したはいいが、瞑想中に昔の彼のことが頭に浮かび、喧嘩して仲直りして結婚したことを空想し、数日間に5カ国を回り、その後離婚をへて別な男性と運命的な出会いをし、期待と後悔のあげく結婚すべきかどうか悩んでキャンプが終わった、という女性。彼女が瞑想で得られたものは?
私たちの脳は体をリラックスさせない限り結局はフル稼働なのです。

そもそも私たちの心は次から次に枝に飛び移るモンキーマインド。体よりも心のほうがよっぽど忙しいのだ。だから心が体を信じようとしない、信じられない。リストラティブヨガをやっても「何も良くならないぞ」と気持ちばかりが焦ってしまう。呼吸法の練習やリストラティブヨガがアクティブなヨガより難しく感じるのは、体を使わない分「先走る気持ち」をなだめるのが大変なせい。

動かないからこそ取り組むのが難しいのがリストラティブヨガ。私たちはつい「自己啓発」のためにヨガに取り組んでしまう。もっと良くなりたい、強くなりたい、柔軟になりたい。だけど、ヨガの教えの「アステーヤ:盗まない」とはいったい何か。必要以上にほしがらないこと。リストラティブヨガは自己啓発をしたがる私たちに警鐘を鳴らしてくれる。時間とともに生きよ、と教えてくれる。


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