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プールサイドヨガでもっと快適なスイムを

【ウォーミングアップ】

みなさんも泳ぐ前に準備運動をすると思いますが、特に大切なのは
(1) 呼吸筋をしっかりストレッチしておくこと
(2) 関節の可動域を高めておくこと
です。

特に、肩甲骨と股関節がかたい状態で泳ぎだすのと、ほぐれてから泳ぎだすのでは、泳ぎのしなやかさがまったく異なります。

わきをもみます。これによって肩の可動域が高まります。
腕の前を揉みます。これによって肩甲骨の可動域が高まります。
足首を回します。
ひざの裏を揉みます。この二つで、股関節の可動域が高まります。

次に、脚を腰幅に広げ、しっかり足の裏を床に押し付けながら、プールの天井、あるいは空に手を伸ばすように、伸びをします。わきが気持ちよく伸びるのを感じましょう。

空に手を伸ばしたまま大きく息を吸い、息を吐きながら、体を横に倒しながら左右のわきを伸ばします。

壁に手をついて、ゆっくり背骨を反らしていきます。

片方の脚を前に出した、深めのランジ(アキレス腱を伸ばす)のポーズで、両手を頭の上で組んで、できるだけ高く伸ばします。脚を伸ばしながら、わきも伸びる、美味しいポーズです。

本当は、下向きの犬のポーズで、片足を上げ、わきの下から天井を覗き込むポーズなんかもオススメなのですが、やはりプールサイドであまり目立つポーズは緊張するもの。そして、主人に、そのポーズはきわどい水着の人は辛いものがあるし、周りの人の目も困る、と指摘されました。確かにその通りだと思います。プライベートビーチで楽しむときに、心置きなくやることにしましょう。

【水中で】

泳いでいると、やはり肩甲骨が疲れてきます。

牛の顔のポーズの腕だけ:左腕を上から、右腕を下から背中に回し、息を吐きながら、両手をつなぎます。反対側も同様にします。

鷲のポーズの腕だけ

簡略化したトライアングル:身体の後ろで指を組んだものを、どちらかの腰にあて、あてた方の足のつま先を90度外側に向けます。反対のつま先は、内側に45度ぐらいに曲げます。息を吸って伸びをしたら、息を吐きながら、腰にあてた組んだ手を軸にして、上半身を真横に倒していきます。反対側のわきが、実に気持ちよく伸びます。

簡略化した鳩のポーズ:水中で片方のひざを軽く曲げ、もう片方のひざを外側に開き、足首を曲げた太ももの上に起きます。息を吸って、吐きながら、たっている方の膝をゆっくり曲げながらお尻を落としていくと、とても気持ちよくお尻がストレッチされます。

これらのポーズはもちろん、ウォーミングアップのときに行ってもいいものです。

【スイムのあとに】

水の中で、脱力して浮かぶ、水中シャバアサナで、体全体の力を抜いてみましょう。(周りの人のじゃまにならないように)
陸にあがったら、楽に呼吸ができる幸せをかみしめながら、泳ぎと同じ動きをしてみましょう。
腕を体の後ろで組んで、脚を軽く開いて前屈します。酷使した肩甲骨と、脚の筋肉を優しくストレッチしましょう。前屈したときに、体の中の空気をすべて吐き出してしまうつもりで行うと、結果新鮮な空気をとりこめることになり、回復を助けてくれます。


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