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自衛隊員のトラウマにヨガ:憲法第九条の初心は?

先日NHKクローズアップ現代で、イラクに派遣された自衛隊員の28名が無事帰還後にもかかわらず、自ら命を絶った、という事実が報道されていました。

そのことがこれまで取沙汰されてこなかったことも驚きですが、そうなること(自殺に追い込まれるほど脳がダメージを受ける)に予想がつかないわけはないはずです。

アメリカで、どれだけ多くの予算が軍人たちのPTSD対策に使われてきているかご存知でしょうか。様々なセラピー、薬などが試され、その努力も虚しく、ついには死を選ぶ軍人たちがあとを絶たないのは今まさに国家を問わず起こっていることです。

http://www.huffingtonpost.com/2012/12/12/military-ptsd-yoga_n_2273524.html

非戦闘地域派遣だから9条に抵触しない、などと言ったところで、人は恐怖を味わえば、神経と脳がやられるのです

集団的自衛権により、より多くの自衛隊員たちが危険な場所に送り込まれれば、メンタルヘルス対策はよりシビアに拡大することは目に見えているでしょう。そんなことに私たちの税金を使われてしまうのでしょうか。もちろん、メンタルヘルス対策は人のこころとからだを守る上で大切です。でも、わざわざ人を傷つけて治療費を増やす必要があるのでしょうか。

テレビで報道されるのは、家族を失った家族の嘆く姿と「誠に遺憾です」と人ごとのようにコメントする姿。
政治家の人たちにとっては、所詮他人の子の命だから、正義を声高に叫んでいる限りは痛くも痒くもなさそうです。
危険にさらされ、痛みにさらされるのは、現地に派遣される私たちの仲間です。
「国会議員や政府の要職の方の子弟を必ず一人、危険地域派遣団の一員として提供する」という条件付きで議論を進めれば、まだ国民の皆さんも納得するのではないでしょうか。

ヨガはこれまでどんなセラピーでも効果がなかった軍人たちの心の傷に希望を与えている、という記事はアメリカでは多く見受けられますが、

http://greatist.com/fitness/military-uses-yoga-cure-ptsd-121712

効果があるなら日本でも、ってことではないのです。そんなことに、ヨガも、研究予算もこれ以上使われる必要はないと思います。(もちろん、今問題を抱えている方々には必要としてもらえるかもしれません)

ヨガが効果があるのは当然です。呼吸を使って、左脳や右脳のバランス、自律神経の調子にアプローチするからです。目の左右の動きも効果が検証されています。アメリカ人と日本人、人間の神経や脳に大差があるわけではないのだから、海外で先行して起こっている問題に意識を持ち、日本でも同じ現象を拡大していってはならない、という危機意識を持ってほしい、と思いこのコラムを書いています。

憲法9条は何のために?
日本が戦争に加担しないのは、過去への反省から未来永劫日本国民の健やかな命を守るための誓いだと思っていました。

政治家や賛成派自らが率先して戦闘地域に行って、同じ釜の飯を食べる経験をしてはもらえないでしょうか。自分の家族の葬儀で「誠に遺憾です」といわなくてはいけなくなったら。自分の命や神経が脅かされれば、これは大変だ、となることでしょう。

母親が子供を思い戦争に反対する意見というものは、あまりにもありふれているかもしれません。でも実際にテレビをまわせば涙を流している映像は「家族の姿」です。

憲法9条を何で制定したのか、失われた命、家族が流した涙への鎮魂が出発点ではなかったのでしょうか。その当時の初心に還ってほしいものです。

http://www.yogaacrossamerica.org/drupal-7.0/yfasYFAS1

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