ヨガの教えで、きっと決してしてはいけないことだろうと私が思っていることをしてしまいました。
私に似て根性だけはある息子。
あれが欲しい、これがいい、これがよかったのに、ということを延々と言い続けるわけです。
こちらは「もうやめてくれ」と思うのですが、いつまでも言い続ける。
ついに「いい加減にしてくれい」と、爆発し、その後自己嫌悪になりました。
これまでは、やってほしくないことをされたときはいつもそれなりに「なんでお母さんはやってほしくないのか」を説明していました。この子は私に似てしつこい。。
火山噴火後、私はあまりにも怒っていたので「お母さん、@@していい? 」と言われたとき、知らんぷり、つまり無視をしてしまいました。4歳の子供に「知らない、自分で考えろい」と言わんばかりの態度です。
その夜泣きながら、主人に「何が一番辛かった」と訊かれ、航ちゃんのことを無視をしたら楽だと思ってしまったことが一番辛かった、と答えたら「じゃあそれは結局は全然楽じゃないってことじゃない?」と言われました。
やっぱり、とことんつきあうしかないのです。
面倒だからと無視をしてしまうことは、存在を否定すること。
存在、つまりありのままを否定することは、やったことを否定することよりもひどいことなのです。
それでもうまくつきあえないからあきらめたくなるけど、やっぱり無視だけはいけない。
気持ちが離れてしまいます。
腹が立ったときこそ抱きしめるしかない。
だって、しつこいのは「わかってほしい」という気持ちが人一倍強い証拠なのかもしれないから。
男の子。これから自我が強くなってくると、もっともっと大変になっていくけど、手をつないでいられるのもきっとあとわずか。
このコラムを書いたことを思い出して、腹が立ったら抱きしめよう、と思います。