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夏のインド料理教室@ゆっくりと、心を込めて

神田明神下にあるヨガスタジオ空(Khoo)を主催するオトエさんのアーユルヴェーダ・インド料理教室に家族で参加してきました。

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インド料理といえば、チキンカレーとタンドリーチキンしかでてこない岡部家に新天地を切り開こうと思います。

クミンというスパイス、これはとてもインド料理気分が高まる香りがするのですが、フライパンで煎って、すりこぎですると、格段にいい香になります。

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インド料理では、材料を切るときに、それぞれの質量が同じになるように気を払うのですよ、とオトエ先生。なるほど「質量か」さすがインド人・・と夫婦で感心。でも、実際あとから自宅でつくってみると、その意味がとてもよく分かりました。口に入るときに、小さい具と、大きい具があるより、そろっていた方が美味しいのです。

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福岡のおじいちゃん家にキュウリを植えてきた航一は、はりきってキュウリ係です。ヨーグルトのライタをつくっています。このライタ、カレーなどに添えてあるととても贅沢な気分になるのですが、自宅でこんなに簡単につくれるとは!夏の必需品になりそうです。

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できあがり!
サフランライスの色づけに使うサフランには、女性の健康にとてもいい効能がつまっているそうです。もっと早く知っていれば!パエリアなどにも使いますよね。だからスペインの女性はあんなに女っぽいのかしら?!

「サフランについて」スペイン料理のパエリアを黄色く色づけるスパイスとして有名ですが、デトックス効果があることでも知られています。体内の毒素を排せつし血液をサラサラにする効果もあります。サフランは、慢性疲労や高血圧、コレステロールを下げる効果も期待できます。サフランの1日の摂取量は、0.1gから0.3gです。副作用としては、のぼせやほてり、不眠、動悸などありますので、過剰な摂取には注意が必要です。また、サフランには子宮収縮作用があるので妊婦は使用は控えましょう。サフランは、5g以上摂取すると重篤な副作用が出る可能性があります。また12gから20gで致死量に達しますから注意して扱いましょう。(引用:サプリメント大学 より)

とり過ぎはいけないようですが、何しろ高価ですから、そんなに太っ腹には使えないので大丈夫だと思います。

美味しかったのがこの「トマトとオクラのサブジ」サブジとは「野菜のおかず」という意味で、鶏肉のサブジ、などというものは存在しないそうです。

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2歳のとき、南インドに連れていかれ、背の高い南インド男性のベビーシッターさんに預けられた航一は、誰よりも手で食べるのが上手なのです。

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最後はデザートづくり!
赤ちゃんのころから「おっちゃん」と慕っているオトエ先生と。

本日のメニューは

サフランライス
ムング豆とほうれん草のカレー
ペパーミントポテト
オクラとトマトのサブジ
キュウリのライタ
コリアンダー・ティー
フェンネルゼリー

でした。

さあ、復習です!
自宅でつくってみよう、ということで、材料を買いにインド食材店に行ってきました。
実は、よく通る道にオトエさん行きつけのお店( Asian Bazar) があり、教えてもらったのです。

インドではお母さんが家族のお医者さん。心を込めて作った料理は、家族を健康にすると言われています。気合いを入れてお昼寝をし、いつもより早い時間から、台所に立ち、息子に包丁の持ち方を教えながら、ゆっくりつくり始めました。主人の無事の帰りを想って、トントントン。材料が同じ大きさになるように、気を払って。まさに、台所でのシングルタスク。マインドフルネスです。いかに手際よくつくるかばかり考えていたら、料理が「作業」や「処理」になってしまう。よく考えたらもったいないですよね。

つわりで3ヶ月寝込み、家のことがまったくできなくなって心に湧いてきた想いは、今まで家のことは家族のために「してあげている」という気持ちが心のどこかにあったのですが、本当は「させてもらっている」ことだったのかも、ということです。自分がしたことで、家族が笑顔になってくれるのは嬉しいことなんだと、その権利すら奪われてみないと、忘れてしまうものですね。料理を食べてくれたり、自分が洗った服を着てくれたりする家族がいるということは、当たり前のようだけど本当は奇跡でもあるのですよね。お腹の新しい命が教えてくれた、大切なこと。

結局、ひとつの料理は分量を間違え、とても塩辛くしてしまったり、ひとつの料理はその分塩分控えめにしてしまったり、になりましたが、あらためて全体の調和、って大切なんだなー、と思いました。特にアーユルヴェーダの考え方では、極端に走らず、全体がいい塩加減の方が絶対美味しいです。次回の課題にしようと思います。

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できあがり!
食材店で「これ美味しいよ」と教えていただいた「コリアンダー、ミントのチャツネ」を添えて。

私にも、つくれました!
胃に優しいベジタリアン・インド料理。
野菜しか使っていないのに、しっかり満足感です。

夏は消化の力が弱まっているから、本当は胃に優しいものを食べる方がいいそうです。
お豆のカレーは、まるでお母さんが風邪をひいたときにつくってくれた優しい味のおかゆのイメージ。
オトエさん曰く、カレーや料理にお肉を入れると、やっぱりそれに負けないだけのスパイスをたくさんいれなくてはいけなくなる。野菜だけだと、スパイスが負けないでくれるので、優しい味になりますよ、と。納得しました!

せっかくヨガと出会えた人生だから、インドにどっぷりはまるわけではないけど、その国の文化を素直に学んでみることはとても楽しいです。これからも、ヨガとアーユルヴェーダの学びは続きそうです。

オトエ先生、岡部家にインドの風をありがとうございました!


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