伊藤武先生のもとヒンドゥー文化について学び始めてから、バリ島の伝統芸能が気になり、テレビなどでもつい見てしまいます。
先日NHKの番組「世界で一番うつくしいとき」で、インドネシア独立の際にバリ島の伝統芸能が絶滅の危機に瀕したということを言っていました。
それを立て直した人物が曰く
「芸能と宗教は表裏一体、宗教とはすなわちモラルだ。国から伝統芸能が消えてしまったから、人々のモラルが低下してしまった。もう一度芸能を復活させることで、必ずや社会にモラルが戻ってくる」
「芸能は一人ではできない。共同作業だ。皆で力を合わせることなくしては成り立たないんだ」
バリ島やインドにいくと、人々の生活に信心深さが深く根付いていることに驚かされる。もともとヨガも、神や宇宙への祈りから起こったものだ。
ヨガは宗教そのものではないけれど、人々のモラルに影響を与えるであろう可能性を秘めていると思う。かといって宗教ほどの縛りはない。自由に参加し、宗教にかかわらず、自由に生活に取り込める。だから、世界的に関心が高まっているのではないだろうか。
