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ラグビーの教訓はヨガにも通ずる

今年(2014年)ラグビー日本代表の10連勝快進撃を率いる、エディージョーンズ監督。
彼のコーチングポリシーは
「試合はカオス」
「勇気を持て」
「遊び心を持て」

の3つだそうです。

1つ目は、試合は計算通りには進んでいかないもの。予期せぬことが起こるもの。計画を立てるより、その場面場面にどう対応するかの練習を重ねていくことが大切だといういことでした。

カオス・・人生も言ってみればカオス。計画通りには進まない。ヨガでは、過去や未来を憂うのではなく、今この瞬間瞬間に心を払うように練習します。「今、この瞬間」とても難しい練習です。

2つ目のは、失敗を怖れるなということ。私の父が高校球児時代よく言われた言葉も「大切なのは失敗より、失策後の処理だ」だったそうです。自分よりもひとまわりも大きい選手に立ち向かうには、確かに勇気が必要です。失敗を怖れたら、ひけ腰になってしまうでしょう。

ヨガにも失敗はありません。失敗は自分が自分の心に負けたときです。どんなポーズに挑戦するときも、挑戦している限り、それは失敗ではないのです。取り組んでいくこと自体が、大きな成功体験です。

3つ目は、楽しみながらやらないと続かないということ。つまらない雰囲気の中で続けても、それはよいラグビーにはならない。楽しむ工夫をし、盛り上げていく努力が必要だということ。

ヨガでも大切なのは「プラクティス」と言われます。プラクティスとは、練習、練習とは根気づよく、あきらめないで続けていくことです。でも、練習が苦痛だったらどうしても無理をしながら続けていくことになります。根気づよく、あきらめずにいられるためにはそこに楽しさがなくては難しいものです。楽しめる工夫をしていく、楽しさを探していく、ヨガでも大切なことです。

これらの教訓はヨガだけでなく、仕事の進め方にも通ずると思いますが、スポーツを通じてこれらの力を培うことができたら、きっと人生が豊かになるのだろうなーと思いました。

高校、大学、社会人とラグビー部のマネージャーをしていました。今でも母校の活躍を楽しみにしています。そして、久しぶりに盛り上がってきた日本のラグビーのこれからがとても楽しみです。ラグビーをしている人を見ていて思うのは、理屈抜きに勇気、ありますよね。なかったら、あんな恐ろしいところに飛び込んでいけるわけがない。だって、いつ襲われるかわからないわけです。見ている分には簡単ですが、実際にプレーしている人は子供から大人までやっぱり尊敬します。
でも、自分の息子にはやらせないかな(笑)怪我が怖いので。
ああ、ここにも勇気のない母親がまたひとり・・・

私にラグビーの楽しさを教えてくださった、盛岡一高もと監督の村井保夫先生。当時の盛岡工業を花園で優勝に導いた名監督です。雰囲気がエディーさんに似ています。なんだか懐かしく、お会いしたくなりました。


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