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縦糸と横糸が交わるところに

先日、テレビを観ていたら、90年代のヒット曲で今一番カラオケで歌われている曲として、中島みゆきさんの「糸」が紹介されていました。私にとっては実は初めて聴いた曲で、主人すら知っていた曲だったので、私は90年代、いったい何をしていたのだろう、と思ってしまいました。

今さらですが、歌詞がとてもいい。
縦の糸はあなた、横の糸はわたし
織りなす布はいつか誰かを
暖めうるかもしれない

目の前で笑う息子、そしてお腹の中で動く娘のことを思いながら、
親として、縦糸と横糸で暖かい布を紡ぎたいものだな、と思いました。

ヨガの呼吸についてお話しするとき、
息を吸ったときと吐いたときのほんのわずかの間に、祈りを捧げてみましょう、なぜならそこには神様がいらっしゃるというから、
というたとえが好きなのですが、もしかしたら縦の糸と横の糸が交わるところにも神様がいらっしゃるかもしれませんね。
私たちは、神様が居ることをいつも忘れています。
いつも思い出して生活できればいいのですが、それもなかなか難しい。
だからときどき、思い出すきっかけがあれば、それはとてもありがたいことなのではないかと思います。それは、お仏壇かもしれないし、お正月の参拝かもしれないし、お食事の前のお祈りかもしれないし、ヨガかもしれないし。生活の中にそれが溶け込んでいればなお、ありがたいことですね。

息子の幼稚園はキリスト教なのですが、いつも家での食事の前にも息子が「神様といつも一緒」のお歌を歌ってくれます。その笑顔を見ているだけで、無宗教の私たちも、何かお恵みをいただいている気持ちになります。心が素直な子供の時期にこういう経験をさせていただけているのは、ありがたいことです。

中島みゆきさんの「糸」はそしてこう締めくくっています。

逢うべき糸に出会えることを
人は仕合わせと呼びます


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