メディカルヨガコラム
メディカルヨガHOME > コラムトップ > ヨガはやさしいリハビリ > 産後に必要なのは有酸素運動:気持ちよい筋肉と呼吸の解放

コラム記事カテゴリー

症例別ヨガの処方箋

ヨガ×スポーツ

ヨガが役立つ未来

ヨガの素敵なお話

ヨガはやさしいリハビリ

リストラティブヨガ

メディカルヨガ公式サイト

ヨガはやさしいリハビリ

産後に必要なのは有酸素運動:気持ちよい筋肉と呼吸の解放

主人と息子の協力のもと、第一子のときから参加したかった、産後エクササイズのクラスにようやく参加できました。
あの頃に参加できたら、とも思いますが、その当時はとてもとても余裕がありませんでした。

バランスボールに乗って弾みながら、自分の体幹の弱さに笑ってしまいます。
だけど、バランスボール、これに乗って弾みながらむっつりした顔ができる人はいない!

このクラスに参加するにあたり私も買ってみたのですが、どうも使い方がわからず、狭い家の中にどーんと鎮座していたバランスボール。これから活躍の機会が増えそうです。家の中で転がっていくと困るので、転がらないタイプを買いました。

産後のお母さんに必要なのは、有酸素運動と質の良い睡眠、このふたつに限る、というメッセージ、とても共感しました。質の良い睡眠のためにはズバリ有酸素運動は必要。子育てと家事に追われ、気持ちよく筋肉と呼吸を解放できているお母さんは、確かにほとんどいないことでしょう。

産後のお母さんを一言で表せば「余裕がない」だと思っています。
そこに、風通しをつくる。
私はリストラティブヨガで、胸を開き、脳や神経に風通しを、という思いで活動していますが、それだけである必要はない、そう実感しました。私も含め、産後社会に復帰したい、と思う女性たちにとって、体を戻すことはとても大切な課題であり、実際高いハードルです。(私もピラティスに励んでいます→コラム)

からだを動かせば、動かしたところに新鮮な血液は流れ込みますし、有酸素運動をすればその運動がエネルギーを生み、体にはエネルギーがみなぎります。エクササイズに参加した妻たちのご主人は口を揃えて「帰ってきた妻は美しくて優しいのでいい!」と言うそうです。それはそうです、赤ちゃんではなく自分が主役のエクササイズ。自分のアイデンティティを取り戻し、筋肉の凝りがとれ、風通しが良くなった女性が美しくないわけがありません。

精神論や小手先の対策ではどうにもならないのが産後クライシス。余裕がなくて、ネガティブになって、できるわけがないことなのに相手や状況を「コントロール」しようとしているモードから、余裕をもって、相手と「コミュニケーション」できるような状態に。問題点を家族で(ご主人だけでなく、子どもたちとも)シェアしていくこと。こうしてほしい、ということを命令するのではなく、こういう状況なんだけど、ということをわかってもらうところから始めること。風通しの良い家族の状況をつくること。
それは、ヨガの言葉を借りて言えば「トランスフォーメーション」つまり変遷なのだと思います。魔法のように、一日で何かが変わることではない。続けてみることで、だんだんいい方向に変化していくこと。
私もまだコミュニケーションなどできていません。コントロールと取引と脅しの毎日です。。

私も産後思いました。どうしてこんなに不公平なんだろうかと。
男性は仕事を理由にできるのに、どうして女性が仕事をするにはこんなに頑張りと無理が必要なのか!
男性がかばんを持って涼しい顔をして出かける一方で、女性はヘルメットをかぶり額に汗し、泥だらけになってスコップでアスファルトを掘り起こすような苦労、いろんな人に助けられ、頭を下げ、そんな想いで仕事復帰しました。
だけど一人目の子育てを経た今は、50%50%でなくてもいいと思えます。だって社会の仕組みが、男性と女性が50-50であるようにもできていないから。男性が女性をうらやましく思っていること、子供と一緒にいれなくてさみしく思っていることもある、ということもわかるから。平等であることが大切なのではなくて、そこに思いやりがちゃんと育まれていることが幸せを生むということが。

すごく思うこと。
産後、家族がサポートすべきは家事ではなく、女性が体力を取り戻せるような時間を作ってあげること。
男性は(あるいは社会が、国家が)女性が産後、体力を取り戻せる手助けを。
結局はそれが一番、効率がいいし、みんなが幸せになる。女性も、女性に子育てを任せる男性も。

体力だけでなく、女性たちが一人の大人としていられる手助けも必要。その一つは会話。
そうだったのか!と思ったことだけど、子供といる時間は楽しいはずだけど、子供も赤ちゃんも大人のレベルの話し相手になってくれはしない。だから辛かったんだ。だから主人に早く帰ってきて、話を聞いてほしかったんだ、と思います。
大人が大人の会話をできる時間を作ってあげること。なんかこれ、フランスではできていそう。

フランスは女性の体力回復に政府がお金を出すそうです。だから子育てをしやすい国、って言われるんじゃないかな。小手先でお金の補助が出たり、精神論で「女性よ頑張れ!」と言われるより、国が私たちの体力回復をサポートしてくれたら、やっぱり実質的にありがたいし、国の活性力にもなる。

バランスボールは赤ちゃんを抱っこしながらできる有酸素運動としてとても素晴らしいと思いました。
だけど、もし余裕があれば、ちょっとしたすき間時間、生まれてきた命、守られてきた命に感謝を捧げながらする太陽礼拝、これもとてもいい有酸素運動であることを、ヨガの先生として付け加えたいと思います。赤ちゃん抱っこしながらすることはできないけど。。10回も丁寧に行っても15分ぐらいで、うっすら額に汗をかくぐらい全身の筋肉を使い、呼吸力もアップします。心が折れそうなとき、疲れ果ててしまったときは、リストラティブヨガで自分を大切にしたらいい。回復するまで休んだらいい、そう思います。

万能薬はこの世にはないから、自分ができること、楽しいことをいいとこ取りして、やはりヨガを伝える立場ですから、ヨガもバランスボールも両方やろうと思います。

そうそう、トランスフォーメーションといえば、息子や主人の方が変わってきました。
今日は疲れたから、ピラティスはお休みする、と言ったら息子が「お母さん、休んだらシール貼ってあげないよ。あきらめちゃだめなんだよ」と。主人も「お母さん、さあさあ、やりなやりな、紗瑛ちゃんみていてあげるから」と。。
おかげでぐっすり深く眠ることができました。

写真

写真は私がクラスの間、公園で時間つぶしをしていてくれた主人と息子です。感謝!


ページのトップ