先日の夏旅行、無謀にもパリからスペインまで家族で車を走らせた。カーナビだけでは、自分たちがどこにいるかがよくわからなかった。なので途中でミシュランの大きな地図を買って、自分たちがどこにいるかが把握できるようになったら、とても安心した。
同じことがわたしたち現代人の生活でも起こっているのではないだろうか。
便利になりすぎて、確認を省いている、あるいはしなくても良いと思っている。
表面的には不安ではないが、地に足が付いていない生活のストレスはきっとどこかに形を変えてにじみだす。
アーユルヴェーダでは地に足が付いていないことをヴァータの乱れといいます。ついつい流れがちな日常を、ひとつひとつ、丁寧に、確かめて、観察して、楽しむこと。それをヨガというのかな、と思います。