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【リズムを作ること】
おそらく他のお母さんはもっとしっかりやっているのだと思うのだけど、私も自分なりにワークライフバランスの遂行を心がけていますが、余裕がなくなるとつい主人や息子にしわ寄せがいってしまします。
私にとってのストレスは、家が片付いていないことです。
家が片付いていないと、まるで自分の頭の中が片付いていないようで嫌なのです。
誤解なきようにですが、極度のキレイ好き、潔癖性ではありません。散らかっている引き出しもあります。でも、大まかに片付いていないと嫌なのです。
散らかっているのを見て見ぬしているのに自分の心の汚れを見るようで、片付けないと気が済まない、というタイプです。
子供が生まれた頃、掃除が追いつかない打ちひしがれていた自分に、親友が「大丈夫、家が汚くても死なないから」といいう忘れらない言葉をかけてもらいました。
「そうだ、家汚くても死なない、大丈夫、私!」と、随分気持ちも前向きになって暮らすことができるようになりましたが、あるとき「やっぱり死ぬかも」と思い、とにかくどんなに散らかっても、一回は修復に努めるようにしたら、いいリズムが生まれてきました。やはり、人それぞれかもしれませんが、ストレスの原因があると体に悪いと実感します。
ヨガにおいてリズムは大切です。自分と向き合い、自分が心地よいリズムがつかめるようになってくると、いろいろなことが楽にできるようになります。
子供達の散らかした床を毎朝ひざまずき雑巾をかける行為は、太陽礼拝と同じぐらいの精神安定と四肢のエクササイズになることにも気づきました。
ヨガはものの見方を変えてくれます。
お弁当作りは大変でしょうと言われますが、作ることより、食べてもらえる人に作ってあげられる幸せを感じています。
【まず自分を癒すこと:それは簡単ではない練習】
もう一つ、ワークライフバランスのためにしていることは、30分の砂時計です。
娘が寝ている時に、ひっくり返し、家事にも仕事にも手をつけない時間を作ります。
これはプラクティスです。とても難しいのです。
どうしても、仕事や家事をしてしまいたくなる気持ちを抑えるのです。
そして、自分が喜ぶことだけをするのです。ちゃんと自分の時間を取り戻すのです。今、自分が何をしたいのかを、自分と話し合います。
損得考えればやりたかったことと、本当に今自分がしたいこととの対話の結果、今日は息子と自分の服を探しに行きました。そして、主人の服も、更新したいなーなんていう気持ちになって、その気持ちが自分を幸せにしてくれました。結局主人の服は買いませんでしたが、息子に手作りのシャツを作り、とても幸せな気持ちになりました。
どうしてこれをするか。ヨガという考え方を丸ごと楽しみたいからです。私はポーズの先生になれるほど、ポーズが上手にとれるわけではありません。でもヨガが好きで、続けられています。ポーズもヨガの大切な要素だとは思います。それにポーズは練習してみると体が気持ちよくなりますし、やっぱり楽しいです。だから、そんないいものは息子と一緒に練習します。だけどこの練習は、一人の時じゃないとできません。
お金は、大切にしない人からは逃げていく、というのはよく聞く話ですが、時間も、大切にしない人からは逃げていくような気がします。そして、時間は、自分だけのものだと錯覚してしまいますが、本当は繋がっていて、自分の時間管理は、相手の時間管理でもあります。私はここにヨガのヒントがあるように思うのです。
時間に遅れることは、相手の時間も奪うことです。
ヨガの教えにある「アヒンサー」非暴力。
私の先生がよく言っていたのは「人の安全、安心を脅かしてはならない。これが社会生活における最低限のルールで、逆を言えば、これさえ守っていればあとはあなたは限りなく自由なのですよ」
時間管理において、24時間は誰にも平等に与えられたものです。
錬金はできません。
だけど、錬金する方法をヨガは知っているのです。
それは、慈しむことです。
30分を慈しんでみること。
慈しんで使った30分が、時間を膨らませてくれるのです。
善悪の判断を一切することなく、素直に、今の目の前を観察しながらその30分を大切に生きてみること。
幸せの絶頂にある人が、一瞬に永遠を見る、とはよくいうことですが、そんな極端なことで人生は続けていけません。平凡なことの積み重ねです。だから、一瞬である必要はないのです。30分に、豊かさを見出せばいいのです。
【自分と向き合う時間を持つこと:評価、判断せず】
その30分を、マインドフルネスに過ごせたら、より多くのことが得られるかもしれません。
マインドフルネス、禅や仏教でよく使われる言葉です。
「善悪の判断を一切することなく、目の前の状況を静かに観察すること」は、気づきや反省を促し、未来への希望を整理させてくれます。
ヨガとはリアリティから目を背けず向き合うことです。
私たちはリアリティから目を背けたいものです。だけど、余裕を作ってもらうことで、避けたいと思っている現実と直面し、対話することもできるかもしれません。
自分にとって何が大切なのか、何が価値なのか、何が嬉しいことで、何が辛いことなのか、ということを再発見できる時間になるかもしれません。これは、今医療現場で、医師と患者さんたちとの間で取り組みが始まっているAdvanced care Plannings にとっても避けられないプロセスです。
ACP とは、治療をし、元気でいる間に、万が一容態が変化し、死に直面した時の自分の選択について考えておこう、ということであり、医師に患者が匙を投げられた、ということとは異なります。でも、患者の立場からすれば、普段の生活で、自分の人生の意味について考えることなどあまりないのに、急にそのようなことを問われても、という戸惑いもあるそうです。
ヨガのひとときが、あるいは普段の生活でマインドフルネスなひとときを持つことが、自分の人生の意味、自分はどんな自分の人生を愛しているのかについて考える機会になるのではないかと思います。
私にとって人生で大切なこと、それは家族がお互いに信頼し合い、一緒に食事をし、眠り、感謝し、励まし、少なくてもいいから信頼できる友人に恵まれ、体を動かし食事がおいしく、時々オシャレを楽しみ、新鮮な発見があり、学びを楽しみ、旅に出かけ、あれあれ、ずいぶん私は欲張りさんですね。

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