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2016年:スタートアップの気持ちで頑張ります

久しぶりに、昔の仕事に関するテレビを見ました。
BS1スペシャル「シリコンバレー戦国時代」
ビジネススクール時代の私の修士論文を読んだのかと思いました(笑)
私はこのスタートアップに関わる仕事をしていました。
シリコンバレーの地図を頭に入れ、車で運転するのも仕事の一つでした。
この時にDisruptive (ディスラプティブ)という概念が頭にしみ込みました。
Change じゃだめなんだ。
世界を変えるには、これまでの価値観をなし崩しにするぐらいの「破壊力」のある発想とアプローチが必要なんだ、ということを、製品を開発する技術者たちから学びました。
しかし、破壊するだけでは不十分なのです。そのあとにちゃんとしたロードマップ(展開)を描けるか。その両方が必要とされるのです。
日本人は実績がないと動きません。
だけど、実績が出ているものはスタートアップの世界でははっきり言ってもう「古い」のです。
モーターショーで発表されているものは、G.A. ( General Availability ) といって、製品化の一歩手前まで、車内で検討を重ねたものになります。本当に未来を見たかったら、半導体の設計情報、つまりIP ( Interectural Property ) をみる必要があります。なぜなら、アイデアが半導体を作り、半導体が製品化されるとそれは機器になり、機器が信憑性を得ればそれは社会のインフラに組み込まれるからです。
先端技術投資の仕事を志した私は、ファストリーダといって、どの情報ソースから最新の情報を得るか、という訓練を受けました。
番組では、韓国の政府が企業から個人の支援にシフトしてきている、ということを紹介していました。
メディカルヨガの世界は、確かにまだ実績がありません。
だけど、私たちが実績を作っていくのだと思っています。
アメリカの事例を見て、そういう事実がある、ということではなく、日本人による、日本人のための、日本人が安心してヨガを楽しめる実績を、作っていける段階であることはむしろ幸せなことだと思っています。
ヨガが好きな人は、ヨガが心と体に良いということを知っており、そのことをもっと多くの人に知ってほしい、と思っている人もいることでしょう。つまり、わたしたちは「世界を変えていきたい」のです。現代のようにストレスや情報刺激に打ちひしがれる社会であっても、ヨガがあればわたしたちはそれらに上手く対処し、もっと快活に笑顔で勇敢に生きていけるはずだ、というメッセージを伝えたいのです。
子供たちの社会を良くしたい、という前に、今わたしたちが暮らしている社会を変えていくことができると思っています。21世紀は人々がもっと、健康に投資する時代になっていくはずです。ヨガは胡散臭いものではなく、呼吸や気づき、瞑想はわたしたちの心を平和にし、譲り合う心を育み、それは豊かで温かな人間関係、自然との関係を作る、ということを、ヨガを知らない人にどうやって知ってもらうか。それが2016年の私のAmbitions です。
ヨガは目に見えるモノではないかもしれませんが、半導体のIPと同じ「アイデア」です。
論語の言葉に「古くて古いものみな滅びる。 新しくて新しいものもまた滅びる。古くて新しいもの常に栄える」というものがあります。何千年と受け継がれてきたヨガに新しさを発見し、現代社会に生かしていく。
ヨガを医療や介護の現場で生かしていけるよう、Disruptive な価値作りと、ロードマップ作りを仲間とともに進めています。かつて携帯電話は特別な人のものでした。今はみんなが必要としています。ヨガはまだ普及していませんが、きっと20年後には、わたしたちは幸せに暮らしていくために、呼吸や瞑想、運動習慣を不可欠だと疑わなくなっていることでしょう。
本年もよろしくお願い申し上げます。
よろしければこちらも合わせてお読みください。
http://medical-yoga.luna-works.com/column/archives/2143

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