オーニッシュ医師と共にアメリカにおける医療現場へのヨガの導入に尽力された Jnani Chapman 先生が、永遠の旅に発たれました。アメリカで、多くのヨガセラピストを「私はあなたに、プロになって欲しいのです」と厳しく指導してこられました。私もとてもたくさんのことを学ばせてもらいました。
これから日本で本格的に医療現場へのヨガの普及を立ち上げていこうと思っていた矢先、心の支えを失った私の抵抗力は急降下し、自分自身も入院してしまいました。点滴を打ちながら、先生の言葉が蘇ってきました。
いつもこうおっしゃっていました。
Everything Good, Everything God.
大丈夫、すべて神様がちゃんとしてくれる。
ヨガのポーズの中には委ねるものが少なくありません。
私たちは時に、運命や状況に抵抗しようとしてしまいますが、そうか、今はこういう時なんだ、と流れに身をまかせ、信じることは時に辛い気持ちを楽にしてくれます。同じ状況でも、考え方によって楽になる。口から飲む薬ではこうはいきません。
日々、ずいぶん取るに足らないことで一喜一憂している私ですが、それでもJnani先生のこの言葉があることで、守られているような気がします。
人はずっと誰かの心の中に生きていく、は本当だと思いました。先生は私の心の中で生きています。
ようやく先生のいない淋しさを乗り越えて、頑張っていかなくては、と思えるようになったので書きました
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後日談です。。
2016年4月、ヨガセラピーのカンファレンスで目の前にJnani 先生がいて、天と地がひっくり返るほどとはこのことというぐらいびっくり。先生の代理人の方から「船旅に旅立たれた」というメールが来たので本当に旅立たれたと勘違いしていたのでした。。息子と泣き明かした日々は・・・何て説明しましょう。リフレッシュしてもっと精力的に活動するために世界一周の旅に出たそうで、北海道の近くを通った時「ともこー！」って手を振ったのよ、とおっしゃってくださいました。
これからも先生からたくさん学びたいです。
