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小学校二年生との親子ふれあい活動ヨガ

先日、水戸市内の小学校で「親子ふれあい活動ヨガ」をさせていただきました。
小学校二年生にもなると、お父さんお母さんのことを「頼らせてあげる」力が付いていることを私も目の当たりにして、びっくりしました。子供の成長って本当にワクワクしますね。

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ヨガ、やったことある人?
結構いますねー。
ヨガって知っている人?
少し少なくなりましたねー。

今日は初めに、今日やるヨガのことを知っておきましょう。
ヨガとは、仲良くすると言う意味です。

お父さんお母さん、自分のお子さんが大好きな人ー!
2年生のお友達、お父さんお母さんが大好きな人ー!
お父さんもお母さんもお友達もみ〜んな、大好きなんですね!

ではさっそく、だーいすき!と。お父さんお母さんとギューっとしてみましょう。
こんどは、背中を向けて、プン、ってしてみましょう。
おやおや、喧嘩をしていても、背中だけはくっつけている親子が多いですね。
そう、喧嘩していても仲直りしたいのが家族なんです。
もう一度、ギューっとしてみましょう。やっぱりだーいすき。

では、今日はお父さんお母さんと一緒に体を動かしていきましょう。
バスタオルを敷いて、四つん這いになります。
四つん這いから、息を吐きながら猫になります。
こんどは息を吸いながら、牛さんになります。
猫さん、牛さん。
こんどは、尻尾ふりふりわんわん、犬さんです。
こんどは、チーター、ヒョウ?好きな動物になってみましょう。
お尻も腕も自由に動かします。
ネコパーンチをしたり、足もあげてみましょう。

それでは、ちょっと疲れたなーとおもったら、ウサギになってみましょう。
うずくまって息を吐きます。ひゅーーーーっ。
このポーズは、反省のポーズです。
お母さんに怒られたら、この姿勢になって、嫌な気持ちを全部追い出してみましょう。
お母さんも同じです。怒りすぎたな、と思ったら、丸くなってー吐く息とともに反省の思いでモヤモヤを流してしまいましょう。
さあ、最後に、誰が一番長く息を吐けるか競争してみましょう。
ひゅーーーーーっ。はいてはいてはいてはいてーっ。

さて、ちゃんとウサギになって反省したら、元気を出していきましょう。
元気を出したい時はどうするか!?
お尻を持ち上げればいいんです。両手をしっかりついて、つま先を立てて、お尻を持ち上げます。
できるかな?
疲れたら、もう一度、ウサギに戻って、お尻を持ち上げます。
さらに行けそうだったら、片足を天井に向かってあげてみる!反対も!
体の中から元気が湧いてくるポーズです。

それでは、こんどはヨガで一番簡単だけど難しいポーズをやってみます。
なぞなぞみたいですね。
このポーズは山のポーズといいます。
山のように、どっしりと立つんですね。
では、最初に、お父さんお母さんと向かい合って、きょうつけ!
みんな、きょう付け、上手ですね。
これは、大人になってお仕事をするときや勉強をするときには必要なんです。
だけど、ヨガは元気に遊ぶためにやります。
遊ぶときは、きょうつけさせられるのではなく、自分の二本の足で堂々と立ってみましょう。
二本の足で、自分の意思で、堂々と立つ。そして、元気に遊んできましょう!

みなさんのなかで、きょうヨガをやると聞いて、体が硬いから、、と思ってこられたかた?
自分のお子さんの体の硬さが気になる方?
ヨガというとこういうイメージがあると思いますが、こういう柔軟性は実は大して必要ないのです。
大人も子供も大切なのは、膝と足首の柔軟性です。
もし、膝と足首がとても硬いと、こういうロボットさん歩きになります。
トコトコトコ。みんなでやってみましょう。
これでは、大人は地面からの衝撃を腰で受け止めなくてはならず、腰痛になります。
お子さんも、遊び盛りに怪我をしてしまうんですね。
それを防ぐためには、足首と膝の柔軟性を保っておくことが大切なんです。

では、一旦座っていきましょう。
さて、座るときに、姿勢の悪さが気になるかた。
お子さんの姿勢の悪さが気になるかた?
では、みんなで悪い姿勢をしてみます。
これはなぜよくないか。深呼吸ができないんですね。

座るときの一工夫、バスタオルを丸めてみます。
丸めたタオルをお尻の下にいれて、腰の骨を立ててみます。
こうすると、背中が曲がらずに済むんでんすね。
お尻の骨は植木鉢です。頭はチューリップ。
植木鉢が、傾いているとチューリップは枯れてしまいます。
だから、座るときも植木鉢をしっかり立てるようにしましょう。

さて、こんどは足首を回していきます。
片方だけ、こんどは、膝の裏を揉んでいきます。
片方だけ。そうしたら、片足ずつ、股関節から体を折り曲げて、柔らかさの違いを感じてみましょう。
あれ?不思議ですね。足首を回したほうが、体が曲がりやすい。どうして何でしょう?!
でも、これを覚えておくと便利ですね。無理やり体を柔らかくしようとするのではなく、足首と膝を普段から柔らかくしておく。
さて、体が柔らかくなるとどんないいことがあるのでしょう。
みなさん、何年ブリかな?四つん這いになって、ハイハイをしてみます。(子供達は超スピード)
ひたすらハイハイ。これが上手にできるかどうかが、体の柔らかさのバロメーターなんですね。
お家でもぜひやってみてください。

では、こんどは頭の後ろで手を組んで、バランスをとってみましょう。
後ろにひっくり返りそうだけど、頑張ってみる。(後ろに転がる子続出(笑))
転がりそうだけど、自分を信じてみる。そのまま、深呼吸、大きく吐いて、ハーッ(手を解く)

こんなバランスのポーズ、こんどは立ってやってみましょう。
みんなで立って、爪先立ちしてみましょう。
そのまま、万歳!
こんどは、お母さん、お子さんの指先のほんの少し上に手をかざして、ここまでおいで、やってあげてください。
伸びる、伸びる!

では、こんどはこれを片足でやってみます。
片足で、まず、飛行機のポーズ、もっと速い飛行機のポーズ(手を前に)、こんどは手を上に、伸びて伸びて、これは木のポーズです。
でも、今年は台風が多かったので、揺れてみましょう。ゆさゆさと揺れる木のポーズ。

では、もう一度、お父さんお母さん、片足で立つお子さんの指先に手をかざして、伸びる、伸びる、やってみましょう。

はい、ではこんどは、バスタオルを丸めたものを、足の間に挟みます。
挟んで、空気椅子のポーズです。足の間に挟んで、お尻をゆっくり下ろしながら、空気椅子の上でご飯食べれますか?
ご飯を食べたら、万歳!そして、ごちそうさま(手を胸の前に)、そして、最後はチャレンジです。かかとを上げてみる!できるかな?
大人も子供も、足の内側を強くしておくといいことがたくさんあります。
運動もよくできるようになるし、ダンスも上手になりますよ。
特に近年、トイレが洋式になってから、子供達の足の内側の筋力は弱くなっています。こうやって、気がついたときに足の間に何かを挟むことを習慣づけてみましょう。

さて、二年生のお友達に聞きます。お父さんとお母さんが、勉強しろ勉強しろとうるさくて嫌になっちゃう、という人!
お父さんとお母さん、子供に勉強ができるようになって欲しい人!
なって欲しいですよね。だからついつい詰め込んでしまう。

ヨガでは、そんなときは、一回頭を空っぽにします。
では、胸の前に手を重ねて、顎を軽く引いて、鼻から息を吸って、吐いて、10秒間、何も考えないでみます。
できるかな?やってみましょう。
10.9.8.7.6.5.4.3.3.3.3.3.2.1—0.
何も考えないことができた人!
頭がすっきりしたんじゃないかな。

こんどは、りょうてをこすり合わせて、目の上に置きます。
両目を覆って、真っ暗にして、こんどは5秒間。
何も考えないんだよー。
5,4,3,2,1-0 !
何も考えないできた人ー。

そう。頭がパンパンになったら一旦、空っぽにする、って覚えておきましょうね!

では、最後にお父さんお母さんに親切にする、親孝行という言葉を覚えましょう!
お父さんお母さんはさっきのうさぎさんのお休みのポーズをとってみましょう。
子供たちは、その上に乗ってみます!
後ろ向きにね。(前向きに乗ってしまう子が多かった)
後ろ向きに乗って、お父さんとお母さんは腰をのびのびー。
では、こんどは、背中を全部載せちゃって万歳してみましょう!
お友達ものびのびー。

はい。もし、お父さんやお母さんがお家で疲れたーと言ったら、これをやってあげてくださいね。
「えっ?みんなもお父さんお母さんに乗って欲しいの?」
それならー。。では、お友達はみんなお休みうさぎさんのポーズをとってみましょう

そして、お父さんお母さんは、上から座るのではなく、お尻を床についたまま、背中を預けて万歳してみます。
(お父さんお母さん)伸びてるー。
すごいですね!子供達がお父さんお母さんを支えています。
小学校2年にもなると、もうお父さんお母さんは子供達に頼れるんですね。こうやって、親を越えていくんですね。感動です。

これもぜひ、おうちでやってみてください。
それでは、ヨガでは最後に、必ず目を閉じて少しの間お休みをします。
お父さんお母さんと背中あわせで寝転んでみましょう。
背中のあったかさを感じながら、1分間、何も考えない練習をしてみましょう。
1分経ったら、合図をするので、それまでずーっと何も考えないでいてみましょう。

はい、それでは、足をこちょこちょ動かして、お父さんお母さんのことを足でこちょこちょしながら起きてきましょう。

あっという間の1時間でしたが、お父さんお母さんとたくさん触れ合う時間になりましたでしょうか。
ぜひ、おうちでもやってみてください。
それでは、ヨガの意味をもう一度おさらいします。つなぐ、結ぶ、仲良くする、と言う意味です。
近くの人と手をつないで、大きな輪、小さな輪、作ってみましょう。
そして、手をぎゅっと握って、握った相手とにっこり笑って、その隣の人ともにっこり笑って、今日はこれで終わりにします。
ありがとうございました!


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