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ヨガの先生トライアスロンに挑戦する(第一子 Story ) – 1

私はヨガの先生です。

しかし、体が抜群に柔らかいわけではありません。
むしろ、高齢者や病気の人を対象にしたメディカルヨガを専門にしています。ヨガの中でも,高齢者や妊婦さん、病気や障害を抱えた方、そして初心者の方向けの、いわゆるリラックスを目的としたヨガです。どちらかというと、無理をさせないこと、くつろぐこと,息抜きをすることの大切さを伝える仕事です。このコラムは、そんなわたしが、トライアスロンという、一見正反対ともいえるスポーツを始めた物語です。

《 何をやってもだめだった子供時代 》

わたしは子供の頃から、自分は親不孝なのだと思っていました。特に父親に対してです。高校球児だった父は運動神経も良く、自分の子供にももちろんそれを期待していました。しかし、わたしが生まれ、歩き始めた頃から「この子はもしかしたらちょっとどんくさい」と思ったそうです。
母がバレエを習わせてくれました。しかし発表会では一人だけ逆方向にくるくると回っていきました。
小学校に入っても運動会はいつもビリから2番目。障害物レースでドジョウすくいレースというものがあったときは、両親は何とかわたしにも日の目をみせてあげたいと、魚屋でドジョウを買ってきて猛練習をしました。ドジョウは誰よりも早くつかめたものの、やはり足の遅さがたたり入賞なりませんでした。水泳は好きでしたが、万年補欠。最もひどかったのは,玉感のなさで、チームでボールを扱う競技はことごとく足を引っ張りました。
コンプレックスからでしょうか。スポーツに対する憧れから、高校時代からマネージャーになってみたり、社会人になってからもスポーツジムに通ったりしました。自分自身が運動することが楽しいと思えたことはなく、なぜ世の中の人は運動を楽しいというのだろうと思っていました。

《 ヨガが唯一できるスポーツだった 》

そんなときにヨガとであったのです。バレエをやっていたおかげで,ストレッチは嫌いではありません。でも、そもそも運動に対するコンプレックスがありますから、一生懸命やらされるのは好きではありません。
でも、ヨガの先生は言ったのです。

「無理をしてはいけませんよ」「ヨガでは無理をしないほうが素晴らしいのですよ」

なんということでしょう。これまでの人生では、頑張らなくては褒めてもらえませんでした。仕事も勉強もです。頑張った人,うまくやった人は褒められる。わたしも実は勉強は頑張る方でした。でもそれは、頑張って褒めてもらいたかったからです。頑張ることがが好きだったわけではありません。それが、頑張らない人が一番褒められる世界!頑張らない勇気が褒められるのなら,わたしは喜んで頑張らないようにしましょう。そして、頑張らない極意を勉強しているうちに,わたしはヨガの先生になりました。そして、無理をしない、頑張らない,という考え方はとても素晴らしいと思うようになりました。ですので、自分にはできないハード系のヨガではなく、自分のような運動嫌いにもできることで生徒さんたちにも自信を持ってほしいと思い、高齢者や病気の方でもできるようなヨガセラピーというジャンルを専門にしていったのです。なぜなら、ヨガの世界でもすごいポーズをとれる人は限りなくいるからです。

《40歳を女性の曲がり角にしないために》

ヨガを職業に選んでよかったと思っています。きっとおばあさんになるまで続けられるでしょう。女性としても、ヨガを始めてから様々なストレスが減りました。出産後の体型もスムーズに戻りました。タニタの体重計の体内年齢も堂々の27歳です。(実年齢マイナス10歳)

それでも子育てをしながら思ったのです。

昨今はきれいな40代、50代も多いけど、やっぱり40の大台に乗るのは怖いな。女性として自信を失うんだろうな。子育てのストレスから、息子を叱ったり主人に文句をいってしまったときなんて最悪です。わたしはこのままじゃ,嫌なおばさんになってしまう。雑誌に載っているような、輝いて美しいお母さんに憧れているのに。

そんなときに、主人が大学時代(インディアナポリス)の友人たちと、アメリカのワイン畑で行われるトライアスロンに参加することになりました。アイアンマン70.3と呼ばれる、一般的なトライアスロンよりも距離の長いレースです。主人の初挑戦に向けた練習を見ているうちに、無謀な考えがわたしに浮かびました。

わたしもやってみようかな。来年40歳になるし、40歳になる前に本当の意味でちゃんと運動できるからだをつくっておけば、きっと40代に運動を続けられる。このタイミングを逃してしまったら、きっと運動から遠のいてしまうだろうな。そして、わたしがこの歳になるまで健在でいてくれた両親に、とくに父に、娘も運動できたよ,という姿を見せたいな。と思ったのです。母は、孫が生まれてとても喜んでくれ,わたしが仕事があるときは息子の面倒をみてくれます。でも、父のことも何らかのかたちで喜ばせたいな,と思ったのです。

ヨガの先生トライアスロンに挑戦する(第一子 Story ) – 2 に続く


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