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爪噛みをついに克服:愛を注いだプラクティス

息子を連れての渡米とカンファレンス参加、
空港の薬局で、絆創膏を買った。
そして、アメリカのドラッグストアで、ネイルを強化するラッカーと、キューティクルオイルを買った。

私自身あまり爪にはこだわらないので、自分自身ちゃんとお手入れをしているか、というと説得力がないが、丈夫な甘皮から丈夫な爪が生えて来ることぐらいの知識はある。

小さい頃からの爪噛みが、習慣になってしまっている。
その習慣を、親として変えることができず、何より自分を責めていました。
爪を噛んでしまうのは、子供のストレスであり、さらにそれを癖付けてしまった、と。
指を噛まないようにする、指先に塗る苦い薬も試して見ましたが、効果なし。北風と太陽の、北風に他ならないから当然だ。

そこで、旅行という非日常で、毎日爪先に愛情を注いで見ようと、二人で挑戦することにしました。
私は毎日、爪にたっぷりの栄養を与え、短くて変形し削れた爪でも慈しむ。さらに、噛まなくていいように、可愛い色の絆創膏で日中は保護する。息子は、ママと一緒にいる間は噛まないことを頑張る。

人間の行動の99%が無意識によるものだというから、頑張ったところで無理があるのは承知の上でしたが、今回を逃したら、親子共々、ずっと残念な爪で生きていかなくてはならないのでは、と、取り組んで見たのでした。
その爪には、全く罪はなく、ただ何かを象徴するような「カルマ」なのだろうと思うのだけど、そこに愛情とプラクティスを注いだらどうなるのか。

そして、今日で3週間。
厚みも長さも出て、爪を切れるまでになりました。
ママ、もう、僕は爪を噛むことを忘れていられるよ。
今まで隠していた指先、堂々と、誇らしげに、指をさし出せるようになりました。
人から見たらとても小さなことかもしれないけど、この、自己肯定感を育みたかったのです。

ヨガで説いていること、私がJudith先生から教わったこと、それは愛情を注ぎなさい、ということ。生き物は、慈しめば、ちゃんと育つ。

《親子の挑戦が始まりました》

《昔使った、爪に塗る苦いラッカー・北風は役に立たない》

《旅行中は非日常。爪を噛むことも忘れます》

《日本に帰ってからも、コツコツと》


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