一般社団法人日本ヨガメディカル協会では
精神科医であり禅僧でもある川野泰周先生にご監修いただき
心身の不調を抱えたかた向けのヨガプログラム
「マインドフルコンパッションベースドヨガセラピー」
MCYTプログラムを考案致しました。
60分×8回 8週間に渡るプログラムとなります。
まずはその第一期受講生を募集いたします。
http://yoga-medical.org/update/2655/
ヨガは実際、ヨガでしかありません。
メディカルヨガ、という言葉への期待は大きいかもしれませんが
ヨガができることは、とてもシンプルです。
それは「今という時間・自らを大切にする」ことを通じ
心と体が楽になることに気づくプロセスです。
今より、
心と体が楽になる介護
心と体が楽になる治療期間
心と体が楽になる子育て
情報に振り回され、
他人の態度や言葉に反応し
こうあらねばならない、という評価が気になり
過去を悔やみ、未来を憂うのが人間です。
だけど、今を静かに見つめ、ゆっくり呼吸するだけで
脳が休まり、心が落ち着くことを
現代の科学が証明を始めてくれています。
日本ヨガメディカル協会は、川野医師のもと「MCYTチーム」を結成し、プログラムの策定に取り組んでまいりました。
現在の保険診療による認知行動療法とほぼ同じぐらいの費用で
心と体が楽になる、ソマティック・サイコロジー(身体心理学)に基づいたヨガセラピーを、心と体に不調を抱える人たちに体験していただくにはどうしたら良いか。
不調の最中にある方々が快適に過ごせ、ただ気持ち良いという理由だけからでも自宅でも実践していただけるような60分のプログラムを目指しました。
そして誘導する側にとってもシンプルであり、心を落ち着けることができる、癒しの本質が持つ「お互い様」の安心感を大切にしました。
マインドフルネス、そしてコンパッション(思いやり)を大切にしたヨガセラピーは治療や予防を目的としたものではありません。
ただ、今という時間を大切にし、ありのままの自分が呼吸をしていることを味わうだけの時間かもしれません。でも、その時間がもたらしてくれるものを味わっていただける場所が社会に必要だと感じています。
ヨガというと、体が硬いからできない、というイメージがあるかもしれませんが、硬い体でゆっくり楽しめるヨガ、それがヨガセラピーの位置付けです。
もともと、マインドフルネスは米国のジョン・カバット・ジン医師によって慢性疼痛の方の苦痛を緩和するために研究が進められたと言われています。
ヨガのポーズにフォーカスするのではなく、ヨガの中に息づいてきたマインドフルネスをしっかり実践するヨガセラピー。
時に、自分に厳しくばかりでなくていいのです。
自分を赦し、ねぎらい、自分とともにいる時間。
そんなヨガの時間があることを、初めての人にも知っていただくきっかけになればと思います。
ヨガは、ヨガでしかないけれど、ただ「本当に大切なものは目に見えないんだ」ということを、優しく思い出させてくれます。
ヨガに魅了された人たちは少なからずそのことに気づいているのではないでしょうか。繰り返しになりますが、決して体が柔らかくなくてはいけないことは全くありません。呼吸ができれば、誰でもできるヨガセラピーがあります。
皆様の周りで、ヨガセラピーを必要としている方がいらっしゃいましたら、ぜひこのプログラムの存在をお知らせいただけるようですと幸いです。