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いいことだけじゃないのがいい:人生もヨガもスポーツも

NHK水戸放送局の、お昼の情報番組、いばっちゃおと言う番組で、月一回ヨガしちゃおという短いコーナーの企画に携わらせていただいております。

その月に担当するキャスターの方と、出演する浅野佑介先生と、ワイワイとテーマやポーズを決めていくのですが、10月は毎年恒例の、スポーツの秋にしましょうということになりました。そこで話した内容がとても印象深かったので、記しておこうと思います。

私はその前日、初めて笠間のトレイルランに挑戦し、何とか完走したものの全身筋肉痛で体はバキバキでした。

浅野さんが、「スポーツですが、、、正直楽しいことだけじゃないですよね、あれ、俺こんなこと言っていいのか、でもそれが実は本音、、」とおっしゃり、私も昨日「しんどい、しんどい」と言いながら走っている自分を思い出しました。

おそらく、視聴者の方はスポーツといえば「爽やかで楽しくて!」と言う言葉を期待しているのだと思います。

でも浅野先生曰く、よく雑誌などで爽やかに笑顔でヨガのポーズをとっていると、「浅野先生ぐらいになると悩みがないんですか?」とか、「ヨガをするといつもそうやって爽やかでいられるんですか?」などの質問をされるそうです。
でもその時にいつも答えるのが「ヨガをやっていても悩みますよ。辛いこともありますよ。ポーズをとっていても実は苦しいと思いながらやっているんですよ」ということをお話しするそうです。ただ、ヨガをやってることで、そんな自分を観察できることは確かで、それが面白いと。

そう、ヨガをしているからといって、辛いことや苦しいことが減るわけでは無いのです。
そこが、ヨガに対する一番大きなイメージの誤解かな、と思います。

ただ、苦しみの受け入れ方が変わってくるのかもしれません。
スポーツのみならず、人生においても、決して楽しいこと、良いことだけでは無いことを、ありのままに受け入れることできるようになれば、それらに抵抗し振り回され続けるよりはずっと楽です。

ヨガがもたらしてくれるのは、スポーツのトレーニングでもなく、体の柔軟性でもなく、酸いも甘いも苦いも受け入れるほんの少しのゆとりなのではないか、と思います。

今度の放送は10月22日、11:40からです!


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