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原子力の地に暮らす私たちが知っておくべきこと:落ち着いて行動するためのヨガ

【原子力の番組】

茨城県は原子力の30km圏内に大勢の人が暮らすという点で、原発の再稼働はそのリスクを背負います。
私もあまりよく知りませんでしたが、NHK水戸放送局の茨城スペシャル「検証「原子力発祥の地」はいま」を見て、
子供たちや家族を守るということで知っておいた方が良いことだと思ったのでメモしておきます。

番組のテーマは大きく二つありました。

(1) 茨城県民が知っておくべき、避難について
(2)茨城県民が知っておくべき、茨城ならではのポテンシャルについて

*************

(1)茨城県民が知っておくべき、避難について について

◎命を守るために大切なことが知られていない、ということ、茨城を居住地に選んでいながら、知る機会がない、知る仕掛けもない、ということ
◎福島の経験から学べることがまだまだ共有されていないこと

二大問題はこれ!

* 避難での渋滞
* 避難時の注意事項

事故が起きた時、5km圏内の住民は即時避難、30kmの住民は自宅内でできるだけ肌の露出を抑えた待機→被曝量が落ち着いてからの避難です。
これが、福島の反省を経た、茨城県での政策です。
県内のどれだけの人に、この意図が伝わっていますでしょうか?

5km と 30km の人の避難方法が違うということ
そして、違う理由は何か?
それは、それぞれが負うリスクが異なるからです。

5km の人のリスク:被曝量の多さ
30kmの人のリスク:慌てて外に出て渋滞に巻き込まれることによる車内被曝

車内に長時間いることは、自宅にいるよりも明らかに脆弱です。

番組で強調されていたのは、茨城県を居住地としている人々にとっての原子力教育の一環として、県民全体の安全を最大化するには、

◎5kmの人は避難
◎30km の人は理解とリスクのミニマイズ(人の本性として、すぐ避難したくなるが、それでは車内での被曝リスクを高めることを知っておく。

原子力発祥の地を生活の場所に選んでいる以上、行政任せにせず、このことをしっかり理解しておきましょう!ということでした。

(2)茨城県民が知っておくべき、茨城ならではのポテンシャルについて

もう一つ、番組で光が当てられていたのが、人材不足によるリスクです。原子炉を廃炉にするにしても、必要な人材がまだまだ足りません。
人材を育成するのに専門的な学びの場が全国的に不足しているわけだが、実地訓練をするのに、茨城県はとても良い環境なのだとのことです。
茨城は高いいリスクをかかえた県と思われているが、実は、原子力教育という点では専門家の育成に一番可能性を秘めた県で、もっと学生たちにそのことを伝えていきたいのだそうです。

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本能的にとっさに逃げることを考えてしまいそうですが、身の安全のために家の中でじっとしていることができるかな?と思いますが、落ち着いてその場にいる、ということもヨガの練習なのかな、と思いました。

NHK水戸局の番組はこちら(10月26日19:57-放送)

「茨城スペシャル 検証「原子力発祥の地」はいま」
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=107&date=2018-10-26&ch=21&eid=43765&f=2832

東海第二原子力発電所が11月で運転開始から40年を迎える。現在、再稼動の前提となる国の審査が進められているが、安全対策や避難の課題、放射線教育のあり方などが注目を集めている。また茨城県は原発を含めた原子力関連施設が全国で最も多い。施設や放射性物質を安全に管理できる人材確保も課題となっている。「原子力発祥の地」といわれる茨城県。私たちは原子力とどう向き合っていけばよいのか?視聴者の意見も交えて考える


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