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ぼくのさらがもたらしてくれたもの:丁寧に心を込めることのギフト

いつもお仕事をお願いしているライターのMegumiさんがこの夏に書かれた記事、木工作家の田中英一さんの手仕事がどうにも頭から離れなくて、ついに清水の舞台から飛び降りるつもりで子供達に二枚の「ぼくのさら」を購入しました。

毎日の食事作りの中で、どうしても子供達のお皿は割れないプラスチックのものになってしまうことが多かったのですが、せっかく作った料理が、傷も目立ち始めたプラスチックのお皿に乗って毎日ただ口の中に運ばれているような感じがして、モヤモヤしていた頃でした。

届く前に、丁寧に「二枚で間違い無いでしょうか」「双子ちゃんですか?」とお電話を入れてくださりました。金属のフォークはお皿を傷つけてしまうこともしっかり教えてくださりました。その時点でもう期待感は最高潮だったのですが、
実際にお皿が届いて感激したのは、使ってくださった木が岩手のものだったことです。田中さんが主人と同じ福岡だということだけでも勝手にご縁を感じていたのに、私の父が好きだった岩手の木工を思い出しました。父はいつも言っていました。建物も食器も、一番贅沢なのは、木だぞ、と。

届いたお皿は表面がピカピカツルツルしていて、どんなご飯を乗せても柔らかい風合いのお子様ランチになります。ちゃんとお箸と傷のつかないスプーンを使って、おかずを集め最後まで綺麗に食べることができます。これはちゃんと長持ちさせて使って、私たちが老後譲り受けよう、と心に決めました。

ちょっと不便なんです。木のお皿は・・
水につけっぱなしにできないし、傷つけられないからそっと扱うし。
だけど、お皿一つで接し方が変わってきます。
丁寧に、そっと料理を乗せる密やかな楽しみが増えました。

ただ、すごくいいのは、洗剤なしでさっとお水で洗って、拭けるところです。
マーボどうふを乗せても、水洗いだけで、さっ!と。あとは布巾で拭くだけなのです。

ヨガも、適当にやったらただの体の動きです。
動きも、呼吸も、丁寧に、密やかに、見えないものを感じようとしながらやるから、そこにゆとりが生まれるのだと思います。
禅問答のようですが、そこに心を込めると無から空が生まれるのです。

そんなことをお皿を手にした人が、ハッと気づけるように田中さんは心を込めて木工を作り続けているのかな、と思いました。

田中さんのインタビューで一番心に残ったのは、この部分です。

「だからこそ、どこにてまひまをかけるか選択する必要がある。その選択は僕らの自由だし、どこにてまひまをかけるかによってオリジナリティが生まれるんです」

ぜひご一読をお勧めします!

https://www.asahi.com/and_w/articles/SDI2018082388661.html

息子に、大切に使おうね!と言ったら、お皿 on お皿 をしていました(^◇^)

自分で盛り付けるのが楽しい模様


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