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ヨガセラピストが体を学ぶこと:命は自然の一部

名古屋に引っ越してから、子供達と名古屋市科学館に足を運んでいます。

なんと、子供たちは無料。大人も400円という手軽さです。

技術立県だけに科学教育に対する熱意の違いを感じます。

県によってこんなにも、子供達の興味をかきたてる環境が異なるのかと驚きます。

自然に触れさせて育てたかった岡部家にとっては子供達が幼い頃に、四季の原や少年の森で、大きく体を動かして遊ばせる事ができた環境は大変ありがたかったです。

しかし、中学年になり学校の勉強もかなりシビアになってきた今、得意な分野、興味のある分野を伸ばしてあげたいという親の思いからすると、科学館ほどありがたいものはないです(^_^;)

科学館には展示室の他に図書館があり、子供にも読みやすい科学絵本や漫画がこれでもかというほどずらり。子供達を読ませている間、私も読んでみると、これがなかなかわかりやすく面白い。

特に印象に残ったのが、体の仕組みについて。

いろんな臓器、細胞が頑張ってそれぞれの役割を働いてくれているから、私たちの体は動いていることや、まだまだ未解明なことも残されていることについてあらためて気づかされました。今日もちゃんと、食べて、寝て、起きて、動いている、ということは生命のメカニズムからしても奇跡に近いことです。それは自分だけでなく、子供達も、主人も、そしてもしかして街ですれ違うあの人もこの人も。

ヨガの学びにおいて、解剖学でここがこうでどこに効いて、ということももちろん大切ですが、もっとヨガセラピストが知らなくてはならないこと、伝えなくてはならないことは、体や脳、神経システムが動いているのは決して当たり前のことではなくて、本当は私たちは自分たちの体にもっと感謝しなくてはならなくて、その気持ちを、子供の頃にも学ばないし、大人になってからも思い出す機会がないから、心と体が離れ離れになってしまう、というような言い方をされるのかな、ということです。

古代の人たちは、もしかして今の私たちよりもっと自分たちの体に、神秘と興味を感じていたのではないかと思います。だから、祈りを捧げた。私たちは健康食品や巷に溢れる情報の方を信じるようになってしまっています。

体の仕組みがどうであるか、ではなくて、体はもっと総合的で、自然の一部で、私たちが意識していないところでも生きるために一生懸命頑張ってくれていることに想いを馳せると、ヨガをするときの気持ちも変わってくるように感じます。


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