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マイペースで参加できるヨガクラスの存在意義

日本ヨガメディカル協会でヨガセラピーを学んでいる方から、とても嬉しいお便りをいただきました。

「更年期のクラスでしたが、今日来てくださった方は更年期というよりも、交通事故で怪我をしてPTSDになったから、それを何とかしたかったようで、マイペースで参加出来そうなクラスを見つけて来てくださいました。

ヨガを教えようという気持ちでヨガのクラスをする時とは、明らかに自分が違う心理状態になっていることを感じました。

今日の時間が総合的にみてベストだったのかどうだったかはわからないですが、何か少しでもお役に立てていたら嬉しいと思っています。
同時に、これからこういう方とどんどん出会っていくんだと思うと、気持ちが引き締まりました。

今までは自分のための勉強という意識でヨガを学んでいましたが、少しでも今日のような方のお役に立てるように、そのために勉強していきたいとはじめて思えました。」

これからの医療は、確実に個別化に進んでいくとのことです。
そして、医療そのものも、単なる健康ではなく、Well Being 、その人の価値を重んじた幸せが切り口になっていくとのことが、医学の領域でも注目を集めています。

その点でも、急ぐことなく寄り添える存在のヨガ、というものは貴重なのでは、と考えています。治療はすぐに結果を出そうとしますが、彼女のクラスのように「今の時点では何がベストかわからなかったけど」というのはとてもその通りで、今までの医療やケアに不足していたのはそこだったのではないでしょうか。

ヨガセラピストが担っていく役割は、クライアントさんが自分と向き合い始めるこの曖昧な時間に存在するのだと思います。


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