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歩くのがしんどいといっていたお父さんを変えたもの:スクワット

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敬老の日だったということもあり、実家盛岡に帰ってきました。
鶯が傷をいやしたといわれる温泉に行ってきました。

玄関を入ってそうそう、父が自分の足で競馬場に馬券を買いにいってきたときいて、耳を疑いました。4月にがんが発覚した頃、そしてその前も、とにかく足腰が痛くて歩けない、馬券も母に買いにいってもらっていると言っていたからです。ハワイに行って少し元気にはなりましたが、まさかウキウキと現地まで南部杯を買いにいくとは・・・

何があったのかと思ったら、毎日サンドバッグ呼吸を欠かさなかったのと、スクワットの威力に気がついたようなのです。
スクワットをしないと、ヨタヨタとなってしまうけど、これを続けてきて腰がまっすぐになってきたら、歩くときもちゃんと踵から着地できるようになった、と。
サンドバック呼吸をしているせいか、スクワットをするときも深く息を吐きながらやっています。

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そして、すたすたと歩いてみせました。

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確かに、堂々と歩いている。
もう、温泉もいけないかも、なんて言っていたのに、今では、次はどこに行こうか、とチラシを見ております。
がんを抱えていても、生活はある。その生活を快適に送るために、脚力、体力は必要なのです。

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先日イグノーベル賞を受賞された新見先生も指摘されていましたが、脳が免疫機能に影響する可能性はおおいにあると思います。先生は研究の成果をこう語っています。「病気には医学的対処は勿論大切ですが、脳に影響を及ぼすような環境、希望や気合い、家族のサポートなどの大切さに通じる結果です。」

なんかサプライズをつくったり、結果が早くでるようなことを根気づよく続けてもらったり、することは薬になるのではないかと思うのです。孫と見る岩手山もいい薬です。

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台風一過で、公園で息子とサッカーをする父。さすがに息が切れていましたが、78歳、がんを抱えて競馬に燃える笑顔のじいじです。

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ヨガとは「つなぐ」「むすぶ」という意味です。陰と陽をつなぐ、というだけでなく、希望をつないでいくことでもあるのかな、と思います。


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