某国立病院で認知症ヨガクラスをもたれた先生からのお便りをご紹介します。
当日は30名ほどが集まった大きなクラスとなり、和やかな雰囲気のもと行うことが出来ました。神経内科の先生、介護士の方々、看護婦さん、理学療法士の方々などもご参加され、事前の内容の摺り合わせ、その後の意見交換など私にとっても勉強になることばかりでした。
当該病院では積極的に毎日このような活動がなされており、運動もその一環として取り入れているようですが、単に体を動かすことと、呼吸を伴ったヨガをとりいれた動きとの違いを皆さん感じられていたようです。普段体を動かしたがらない方もおそるおそるではありますが、動かしていたとの意見も聞かれました。
今回のお計らいをして下さった医師の先生はヨガの導入にあたり興味を示して下さり、この活動にあたってのいろいろなアドバイスを頂くことができました。それらをとりいれながら、より良いクラスへのブラッシュアップへと努めていきたいと思っています。
施設などへのヨガ導入は宗教と勘違いされたり、クラスを行うにあたりあてがう介護士の数が足りない などの理由からなかなか難しいのが現状ですが、実際、本当にヨガを必要としている方々へ自分のできる範囲から伝えていけたらと思います。こういった積極的に取り組んでいる病院やお医者様がいらっしゃるということをメディアを通じて発信できたら、読んで下さった方の中からきっと背中を押され、初めの一歩を私と同じように踏み出せる人がでてくるのかな、そし てそれがやがて広がっていくのかなとも思ったりしま す。
