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【シリーズ産後うつ-1】名前は何であれ、辛いんです

産後鬱に必要なのは心療内科ではありません。
理解と休息ケアです。

名前は何であれ、辛いんです

マタニティブルー、産後鬱、産後クライシス、パタニティブルー、産後危機、
産後の様々な不調について取り上げられることが多くなってきているものの、定義やその範囲についてはまだ非常に曖昧な印象を受けます。少なくとも一般の人にはわかりません。

宮崎産後ケアセンター ドゥーラ(産後間もない母親に寄り添い、子育てが軌道に乗るまでの期間、日常生活のサポートをする産前産後ケアの専門家)の椎屋翠鈴(みすず)さんにお話を伺いました。

産後クライシスに関して、診断方法がどのようにされているのか情報を集めたいと思い行動に移しているのですが、全く情報がありません。産後鬱という診断基準と受け皿がどこにもないのでは・・・と感じています。情報が欲しいのですが得られずにいます。全国的にも例がないようです。産後鬱という診断基準がないため産後鬱の統計データも存在しないようです。

宮崎県で現在わかっていることは
①産後鬱に対応する病院が無いこと(相談・診断・治療含めて):精神科に勤める友人から聞きました。特に『産後』と特化はしていない。鬱と診断されたら薬の投与で対処されている。
②そもそも産後鬱とは?という定義がないこと:精神科、心療内科、小児科、産婦人科と、特に連携や共通するところは何も無い
③産後鬱予防として、宮崎市が助産師会へ委託している『こんにちは赤ちゃん事業』で助産師が戸別訪問した際にエジンバラ診断法が用いられ、その点数の結果で『産後鬱の可能性あり』と診断されている。
④産後鬱早期発見として、乳児検診の際に小児科ドクターが母親も観察し相談も受けている。

予防プログラム、ケアプログラムにヨガは有効だと強く感じます。

定義もなく、様々な言葉で表現されている、産後女性の不調。それは「理屈抜きにとにかく産後は辛いのだ」ということ。産後の妻が訴える不調で共通しているのは

  • 産後は辛い
  • 産後は疲れる
  • 産後は眠れない
  • イライラする
  • 口が悪くなる
  • 夫が嫌いになる
  • 攻撃的になる
  • 罵る
  • 思いやれなくなる
  • 神経過敏になる
  • 甘えられなくなる

しかし実際はブルーなのは妻だけではありません。妻だけでなく夫もブルー、夫婦もブルー、子供も含め家族もブルーなのです。

仕方のないことで片付けられていては、永遠に救われない

産後鬱やマタニティブルースの原因はホルモン状態の乱れ、産後クライシスは夫婦の役割の変化が原因と考えられてきています。特に産後クライシスは、子供の反抗期と同じように、夫婦の絆を深めるための通過儀礼だと見る向きすらあります。風邪を引くことで、免疫がついていくのだというものです。確かにそうかもしれません。

だけど、子供が2歳になるまでに離婚を選び、家族がバラバラのもと子育てをしていかざるを得ない状況に追い込まれてる夫婦が後を絶ちません。また、一番子供達にとって両親の仲のよい姿を観せたい日々がいがみ合いで過ぎていってしまします。時間は戻ってきません。つまり、風邪をこじらせて取り返しのつかないことになってしまっているのが大多数のように思います。夫婦が成長していると言われても、当事者にとってはとても辛い時間です。

どんな人生にも試練はあることでしょう。だけど、被害をできるだけ小さくとどめるためにできることはないものでしょうか。


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