

ルナワークスでは、企業、各種団体、医療、介護、福祉の現場での「ヨガ・サークル」の開設を応援しています。
また、福利厚生サービスの一環として
- ヨガとメタボリック対策
- ヨガで始めるストレス対策
- ヨガで始める運動習慣
を提案する企業講演等も承っております。

皆さんは電車に乗っている間、携帯の画面を一度も見ずに会社にたどり着くことができますか。
子供と話をするとき、何かをしながらではなく、子供と真正面から向き合う時間をとれていますか。
食事をしながら本を読み、音楽を聴いたりしていないでしょうか。
時に息抜きのための旅行にすら、私たちは多くの副業を持ち込みます。
私たち現代人は、複数のことを同時並行にやればやるほど「マルチ・タスク」効率よく充実した時間を過ごせたと思いがちですが、一つのことだけをただ味わう時間「シングル・タスク」をそれと引き換えに失っています。
一日20分、睡眠とは別に自分のためにゆっくりと眼をつむり心を休ませる時間をとることができますか、という問いかけをしたときに「はい」と答えられる現代人はほとんどいないでしょう。
しかしながら、私たちには平等に一日24時間という時間が与えられているはずなのです。24時間もありながら、たった20分を捻出できないような生活とはいったいどんなに忙しい生活なのでしょうか。
たった数分もの息抜きを許さない余裕のない心のあり方、生活パターン、社会、そして職場が、私たちの多くをかからなくてもいい病、かからなくてもいい心の疲れに追いやってきているのかもしれません。


午後や昼休みに15分、あるいは10分の間、マルチタスクから開放され、じっと眼をつむる、あるいはじっと手を休める時間を確保することで、午後の作業効率が向上するという研究結果が報告されています。
このようなシングルタスクの時間は必ずしもヨガでなくてもいいのです。音楽を聴くもよし、球技等の軽い運動をするもよし、ただ椅子でうつぶせになるもよし。
たったこれだけの時間でも、煩わしさから全て開放されるひと時が保証されるだけでメンタルヘルス対策として十分な効果が期待できます。


福利厚生にヨガをお薦めする理由は、ヨガはとても手っ取り早く「シングルタスク」を実現できるからに他なりません。
呼吸に集中することはとても簡単なシングルタスクであり、同じく何も考えずに身体を軽く動かしたあと、数分感じっと休む
時間をとることにより、副交感神経を優位にすることができます。
これにより、私たちの脳と身体は睡眠をとったときと同様あるいはそれ以上にリフレッシュできるのです。

ヨガは長い歴史と深い哲学を持ち伝えられてきましたが、 職場で幅広い年齢層の方々にヨガを始めていただくためには、必要以上に宗教観やヨガ哲学を前面に押し出す必要はないと考えます。
ルナワークスでは「職場でのヨガに込めるメッセージは極力シンプルに」を心がけています。
- 呼吸をしている自分を客観的に観察してみましょう
- 身体が痛いと言っているか気持ちいいと言っているかを観察してみましょう
- 隣の人の腕の上がり具合と自分のとを比較しない、自分は自分でO.K.
- ヨガをしている時間は仕事のこと、善悪の判断や物事に対する先入観をいったん全部忘れましょう。
- ヨガをしている時間こそ、自分や他人にしてきた過度な期待を一度手放してみましょう。

ヨガを練習することで何かを身につけていくわけではありません。強いていえばヨガは「手放す練習」「寄り添う練習」だと言えるでしょう。私たちがいかに普段から何かしら執着しがちな生活習慣でストレスをため、自分にも他人にもうまく寄り添うことが出来ず癒しを求めて彷徨い続けてきたかを思うとき、私たちに必要な練習は「手放すこと」「寄り添うこと」だと気づくのです。
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